2010-01-27

よしよし

ワタクシ、現在、三十路街道まっしぐらで突っ走っているところです。
そんな若くもない私の頭を患者さんが「よしよし」となでてくださいました。

私が当直していた夜に急に腹痛が出現し、その対応をさせてもらったのですが、
次の日の朝に様子を見にいったところ、
「嘘みたいに良くなったよ、ありがとうね」
と、頭をなでてくださったのです。

頭をなでられたの何年ぶりだろう・・・。
よく年齢よりも幼く見られるのですが、頭をなでられたのは初めてです。
う〜ん。大人に見えないのだろうか。
と複雑な思いもありますが、やっぱり患者さんの笑顔が戻るのは嬉しいですね。

2010-01-19

痛みとの共存

お久しぶりです!すぬーぴーです^^
大変ご無沙汰しているうちに気づけばわたしも3年目の後期研修医になっていました。。。
また少しずつ(今年こそ!!)書いていきたいと思いますので呆れず?!読んでくださいね☆


今日、患者さんに言われ、私の心にずしんときた言葉です。
「痛み止めがなかった時代の人はもっと大変だったろうね。かわいそうにね。それを思えば私はまだありがたい方だわ。」
病院の中には痛みと戦っておられる患者さんがたくさんいらっしゃいます。
痛みの原因になっている疾患は様々ですが、痛みを堪えるというのは大変なこと。
痛みの治療というのは昔に比べるとその考え方から様変わりをし、大きな進歩を遂げています。
しかし、痛みをうまくコントロールするのはやはり大変です。

今まさに痛みと共存している方が私に上の言葉をくださいました。
私がその患者さんと同じ立場であれば、痛み止めがなかった時代に思いを馳せて自分はまだありがたい方だなんて考えることなどできないなと本当に頭が下がる思いでした。

私は悲観的な性格で、悲劇のヒロインになりきるのは得意な方です。
私が病気になったらどうして自分だけ…という考え方しかできないような気がします。
辛い状況でも自分は恵まれていると思えるその方を尊敬すると同時に、少しでも痛みを取り除くお手伝いがしたいという思いが強まった一日でした。
そのためにもまずは勉強ですね。。。


2010-01-10

消化器Drのつらさ?

私と同期の研修医;すぬーぴーの最近の迷言!?

「食べることが好きだから、食べるなって言わないといけない消化器Drにはなれないっ!」

…そうなんです。
消化器Drには「食べるな」と言わねばならぬ時があるのです(T-T)

胃・十二指腸潰瘍のとき
イレウス(腸閉塞)のとき
腸炎や憩室炎や胆嚢炎のとき   などなど
消化管に刺激を与えず、休ませるために絶食が必要になります。
2,3日だったり1週間以上だったり、人によりけりですが、食を絶つってとっても大変なこと。

病気がまだ悪いうちは食欲もないからいいのですが、
すこし調子が良くなってくると、患者さんたちは空腹を訴えるようになります。
お腹が空いてくるって、体の大事なサインなんです。良くなってきてるぞっていう。
その時点で多くの場合は食事が開始になるのですが、
それでも食べてもらうと困る病気の場合は、もうちょっと食べるの待ってくださいとお願いしないといけないのです。
私が今受け持っている患者さんは
「とてもおいしそうな食べ物が目の前にあって、食べよう!としたところで目が覚めた。」
と夢の話をしてくれました。
そんな日々を乗り越えて食事が開始になる(だいたい流動食とかおかゆから始まります)と、
多くの患者さんは
「こんなに食事がおいしいと思ったのは、生まれて初めてだ」
とおっしゃいます。ほとんど水分しかないような食事なのですが。
まさに、空腹に勝る調味料なし、です。

ま、そんなこんなで、空腹に耐えられない私もすぬーぴーも消化器Drになれないなと。
でも、絶食中の皆さんが早く食事がとれるように、私たち頑張ります!


P.S.
前回の記事で
「新しい家族が増えました」というタイトルで登場〜
ということを書きましたが、
それを読んで、私がおめでたなのではないかと思った方がいらっしゃるとのこと!!!
違いますよ〜
新しい医局の家族が増えますよ=研修医が増えますよ
という意味ですからね〜

2010-01-02

明けましておめでとうございます

昨年も多くの方に応援して頂き、
たくさんの出会いとお別れを経験し、
充実した1年を過ごさせて頂きました。

今年は、心を入れ替えて、このブログにも力を入れていきたいところです。
私達の小さな成長を記していければと思っています。

そして、今年もこのブログに参加する研修医が2人増える予定です。
4月には「家族が増えました」というタイトルで登場することでしょう(^^)

それでは、今年も1年、私達のどたばた成長劇を温かく見守ってください!
!!よろしくお願いします!!