2009-05-04

もう5月、そしてGW

またまたあっというまに1か月が過ぎて、もう5月ですね。
そして、世間はGWです。

新型インフルエンザが気になる今日この頃ですが、
連休中の外来患者さんで、
「インフルエンザではないでしょうか・・・?」
なんて心配される方はいらっしゃらないようで、
連日の報道とのギャップを感じています。

感染症は何科になっても絶対に避けては通れない問題です。
今の研修医など若手医師は、感染症、特に抗菌薬についてしっかり勉強する傾向があります。
青木先生や岩田先生など、感染症で有名な先生方は研修医のカリスマです。
抗菌薬を中心に治療をして、患者さんが良くなっているのか悪くなっているのか。
血液検査や画像検査など、判断材料は色々とありますが、
前述の先生方が重要視されているのは、
呼吸は楽になったか、痰は少なくなったか、食欲は出てきたか、身体が動くようになったか、などなど
“患者さんが元気になりつつあるかどうか”です。

私達の病院の研修では、毎日の全身問診・全身診察を訓練されます。
毎日診察するからこそ、患者さんが元気になっていっているかどうかの判断が出来ます。
基本中の基本だけれども、何科でも通用する技術です。
こういう研修が初期研修でできる病院って、意外に少ないんですよ。
いい病院で研修できてるなぁ、ワタシ。(^^)

というわけで、
インフルエンザに対する基本中の基本。
それは the 手洗い・うがい ですね。

皆様、元気にGWをお過ごしください!