2012-10-15

教育カンファ

こんにちは、たんとうです。
本日より、教育カンファレンスが始まりました。
これまで、きちんと時間をとってすることが出来ていなかったのですが、研修医からの要望も強く、指導医も必要性を感じて、はじめることになりました。

当院では、このカンファレンスをCRcfと呼ぶことになりました。
「クリニカル・リーズニング」の略で、「臨床推論」の意味だそうです。
ドクターG(TVでやってます)のような、進め方で、後期研修医がファシリテーターとなり、指導医の先生が症例提示を行いました。

「主訴は?」「身体所見は?」「検査結果は?」
参加者が順に質問して、その都度考えられる疾患を挙げていきます。
他にも、どんな検査をしたほうがよいのか、など実際の診察の場で考えることを、みんなで言葉にして考えていきます。

興味のあるスタッフの方は、ぜひご参加ください!
月曜日15:15頃~行っています!
医学生さんや看護学生さんも、興味のある方は、実習等でぜひ参加してみてくださいね!

2012-10-10

熊本から

お久しぶりです。早くも静電気に悩まされているアヤパッソです。
10月から熊本に移住し、菊陽病院で精神科研修中です。

菊陽病院は、周りを田んぼに囲まれたのどかな環境です。
熊本での生活も2週間目に入り、少しずつ環境に慣れてきた気がします。
時折やたら近くで聞こえる鳥よけの音にもいちいち驚かなくなってきました。

今日はアルコール依存症の方々のミーティングに参加させていただきましたよ。
皆さんの、真剣に自分自身と向き合う姿は印象的でした。

「先生はお酒の方はいかがですか」と問われましたが、
頑張って断酒している方々を前に
連休を利用して広島のSAKEMATSURIに行ってきましたよ、美味しかったでっす☆
とは言えず、
付き合い程度にいただきます、はい。とぼかして答えさせていただきました


さて、菊陽病院は精神科のある病院で、スタッフの中には臨床心理士の方もいらっしゃいます。先日は心理検査の講義もしていただき、研修医は自分の自我状態を評価してみました。

それによると私は、
『何を考えているのか分からない。いいかげんである。他人を過度に保護し、甘やかす。
暗い印象を与える。意欲がない。恨みがましい。遠慮がちである。依存心が強い。我慢してしまう。自主性に乏しい。感情が内にこもる。』
との結果でした(^^; 

もちろんこの検査が全てを反映するわけではないので(言い訳っぽい?)、
なるほどね~という部分と、そうかしら、と感じる部分があります。
マイナス面ばかりを書きましたが、言葉を返すと

『おっとりしていて融通性がある。こだわらない、のんびりしている。相手に共感、同情する。世話好き、奉仕精神が豊か。おとなしく妥協性がある。慎重、素直。協調性に富む。従順である。』

こんな感じです。ものは言いようですね。

他にも色々な検査について教えていただきましたが、こころに関する検査は解釈が難しいですし、被験者の中には土足で心に踏み込まれる感覚がする方もいる、といった問題もあります。臨床の場で上手に活用するのは容易ではないなあと感じました。
また、心理検査だけで評価するのではなく、その人の生い立ちや病歴などもあわせ、総合的に評価するという点は、内科など他の診療科と共通しているということも分かりました。

また近々研修報告したいと思います。